雨の日はだめだな。
お天道様にも、世間にも、家族にも顔向けできるような生き方が
一日でもはやく、できるようになりたい。
天気に流されて浮き沈みする人生
2月はさながら、地獄のような嵐だった。
転地療養のつもりで長期に帰った広島でそこそこに見出したはずの活力が
ぜんぶ行き所を失って、気化熱のように、
元あったもの以上の冷え込みをもたらしたような気がして。
自暴自棄もいいところだった。
生活の水準を下げること、過去の生活を羨まないこと
やっとできそうだと思った中で、そこに落ち込んでいく弱さと。
それをまた内側にため込む。
雲の切れ間は、必死の息継ぎのための期間にしか思えなくて
またいつ嵐がやってくるのか、次のやつに耐えることができるのか、
その不安自体に押しつぶされそうになる。
僕を支えてくれている人たちも、
いつまで耐えてくれるだろうかと不安になる。
携帯に目をやる。中毒だと言われるほどに頻繁に。朝も昼も夜も。
誰と目を合わせることもつらい状況で、
天気や僕の気分にかかわらず流れていく画面やテキストは
長い長い曇天の中に開いた、雲の上に通じるのぞき窓のように思えて。
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お天道様にも、世間にも、家族にも顔向けできるような生き方が
一日でもはやく、できるようになりたい。
天気に流されて浮き沈みする人生
2月はさながら、地獄のような嵐だった。
転地療養のつもりで長期に帰った広島でそこそこに見出したはずの活力が
ぜんぶ行き所を失って、気化熱のように、
元あったもの以上の冷え込みをもたらしたような気がして。
自暴自棄もいいところだった。
生活の水準を下げること、過去の生活を羨まないこと
やっとできそうだと思った中で、そこに落ち込んでいく弱さと。
それをまた内側にため込む。
雲の切れ間は、必死の息継ぎのための期間にしか思えなくて
またいつ嵐がやってくるのか、次のやつに耐えることができるのか、
その不安自体に押しつぶされそうになる。
僕を支えてくれている人たちも、
いつまで耐えてくれるだろうかと不安になる。
携帯に目をやる。中毒だと言われるほどに頻繁に。朝も昼も夜も。
誰と目を合わせることもつらい状況で、
天気や僕の気分にかかわらず流れていく画面やテキストは
長い長い曇天の中に開いた、雲の上に通じるのぞき窓のように思えて。
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